旅の途上

オランダで「小学校教員になるまで」と「なってから」の足跡。

Day676 ~カレーよ、どこまでいけるのか~

1/24(金)の夜にカレーを作った。こくまろカレーの中辛だ。こちらでは、カレールーは高級食材。こくまろカレーが3.14€(約400円)もする。味覚が小学校時代からさほど変わっていない私は、カレーが大好きだ。だから月に1回はカレーを作る。

だって、カレーはオールシーズン美味しいし、毎日食べてもなかなか飽きない一人暮らしの味方だから。しかし、カレーの作りやすさに甘え、8皿分を全部作り、室温23℃ほどの暖かい部屋で36時間も放置してしまった。

1/25(土)の夕食の段階では問題なく食べることができた。

しかし、1/26(日)の昼にカレーを食べた。その時点で36時間放置している。腐った臭いはなく、前日に徹夜していたこともあり、危機管理能力が低下しており、何の疑いもなく食べた。

その結果、1/26(日)の夕方におなかを下した。その時は、徹夜のせいで体調がすぐれないのだろうとおもったが、その日の夜にまたカレーを食べようとして鍋のふたを開けたときに確信した。

このカレーはもう、腐っている。
明らかに臭い。
しかし、まだ5皿分は残っている……
「捨てるのか」、一瞬その言葉が脳裏をよぎった。
でも、そんなことできない!楽しみにしてたカレーが、まだ5皿分も残っている。
そして、今回のカレーの仕上がりは、しょうがとニンニクの絶妙なバランスにより、2020年最高の出来だった。(2020年で1回目のカレーだが)

そこで、私は調べまくった。
分かったことは2つ!

・カレーには加熱しても死なないウェルシュ菌が繁殖しやすいということ。
(12℃~50℃くらいでめちゃくちゃ増える)
・カレーを作った後の原則は、「菌をふやさない」
(増えてしまうと加熱してもしなないため)

しかし、これを調べている時点で、菌は増えている状態だった。
ここで再び「捨てるのか」の言葉が脳裏をよぎる。

私は決めた。できることをやってみようと。

そのあと、なるべくカレーを小分けして、冷蔵庫に入れ、食べるときは、フライパンでカレーが焦げ付くギリギリまで沸騰させた。というか炒めた。

1/27(月)の夕食で、普通に一皿分のカレーを頂いた。
24時間たっても問題なかった。

1/28(火)の夕食でも、普通に一皿分のカレーを頂いた。
いまちょうど食べ終わった後だ。
食中毒の不安はあるが、少しカレーを信じてみようと思う。