旅の途上

オランダで「小学校教員になるまで」と「なってから」の足跡。

Day673 ~コップ一杯のコーヒーのお金~

今日は電車の中で、物乞いの人と出会った。メモには、仕事がなく、子どもが2人いることが書いてあった。オランダ語と英語で。私は現金を持っていたけれど、1€も渡さなかった。

どうして?

損した気持ちになるからだろうか?騙されている気持ちになるからだろうか?苦労して手に入れたお金だから渡したくないのだろうか?だから相手にも働けと言いたいのだろうか?メモの最後には、「I hoop that you understand my situation」と書いてあった。「だれかのために」とか「教育をもっと良くしたいとか」戯言にしか思えない。

自分の目で見たものを、信じることができない。本当に自分で判断しているのか?

自分がカフェでコップ一杯のコーヒーを飲むお金は、その家族の貴重な夕食に変わるかもしれない。そうでないかもしれないけど。次は、お金を渡してみたいと思う。コップ一杯のコーヒー分のお金を。

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