旅の途上

オランダで「小学校教員になるまで」と「なってから」の足跡。

Day15

この前、部屋見せてもらった家のオーナーさんから。

 

Hi Katsu, 
If you are still interested, I will let you rent the room of the
Sierbloem 7 for the amount of 405 euro per month inclusive gas, light and water.
The deposit is 600 euro, which will be restituted on the last day of your staying.
Take notice of 2 months at least.
Minium stay of 1 year.
No pets or musicinstruments.
Cleaning of your room when leaving 50 euro.

Extra costs of the more use of gas, water and light for 100 euro on a yearbasis.
You can pay the total amount of 405 + 600 = 1005 euro by internetbanking or by cash.
And you have to sign the contract also , so I will advise you to make an appointment
with me for tomorrow around 11.00 in the morning,

Please confirm ,

K.Roelen

 

オランダで二番目の人口を誇るロッテルダムから、

電車で8分。

自転車で26分。

歩いて83分。

約7kmのところ。

(地下鉄もあり。)

Rotterdam Alexander。

古い街だけれど、

第二次世界大戦で大きな爆撃があったため、

建物はとっても新しい町。

建築の街。

ヨーロッパ一の港。

と聞いています。

 

家、決まる。

Day14

オランダに来てから、6軒目の宿へ。

 

 

行くのに、5時間かかりました。

(本当は「アンネの日記」について書こうと思ってましたが、

こっちの方が重要なのでこっちにします。)

移動距離は30kmにも満たないのに。

予定では1時間ちょいだったのに。

すごい迷いました。

合わせて40kgのスーツケースを2つ

コロコロコロコロしながら…。

しかも、残念なことに道路はレンガ造り。

 

今日は5泊お世話になったホステルを11時前に出発して、

Den Haag HS駅まで歩いて、電車で移動。

Rotterdamを経由してNieuwrkerkという街に行く予定でした。

Airbnbを通しての民泊。

駅から1kmくらいの予定でした。

が、しかし。

約2時間、スーツケースをコロコロコロコロ。

住宅街を、コロコロコロコロ。

そんな中、若いお兄ちゃん2人組に、

車の窓越しから、「とりあえず乗んなよ!」

と声を掛けられ、迷子であることを伝えると、

「とりあえず乗れって!パーティー行こう!」

と誘われたので、日本語で

「いやいやいや…。」と言ったら伝わりました。

その後、郵便配達中のおじさんが、

わざわざ車止めて「乗せていくから住所教えて」

と言ってくれましたが、肝心の住所わからず。

 ウォーキング中のおじいちゃんに励まされたり、

老夫婦に微笑まれたりして、

がんばったんですが、

とりあえずバス停があったので、

WiFiを求め、大きな駅まで移動することに。

バスでGoudaへ。チーズで有名な。

 

その時すでに出発から3時間経過。

Gouda駅で住所を確認して、

電車へGO!

でも、乗った電車は特急で、

行きたい駅をすっ飛ばしてRotterdamまで直行。

改めてNieuwrkerkへ向けて出発!

2度目のNieuwrkerk駅。ちなみに無人駅。

そこから、またスーツケースをコロコロコロコロ。

Peterさん宅、到着。16時過ぎ。

合計5時間。

長々と書きましたが、ちょっとした発見がありました。

 

オランダの住宅街をここ数日

うろうろすることが何回かあったのですが、

今日迷ったおかげでその経験を多めにできたわけですが、

歩いてると、必ず見つけるのが、公園とバスケットリング、学校です。

住宅街の中に。

人が集まって住んで、学校を造っている感じが、ものすごいします。

だから、たぶん住宅街うろうろしてると、

みんな微笑んでくれたり声かけてくれるんだろうな~

と思います。

「ここではみんなで社会創ってます!」

「だから学校もみんなで創ってます!」

「子どもの遊び場、創ってます!」

みたいな雰囲気です。

ある意味狭くなりがちだとも思うんです。

「村」みたいな感じで。

でも、外交的。

それがどうしてなのかは、これからの疑問の一つにしたいと思います。

 

最後まで書けた~

Day12

住所不定無職。

この場合、人に信用してもらうには何をしないといけないか?

たぶん、自己紹介。

いままでで一番、自分がどんな人間であるか伝える必要がある気がする。

部屋を借りるにも信頼が必要。

今日は、ロッテルダム近郊の部屋を見せてもらう約束をしていました。

そこで…。

〇Self-introduction

My name is katsuhiro kanazawa.

Katsu mean is 『victory my self』.

I'm lovin' it.

The First gift from my family.

I'm 32 years old.

I have older sister and younger sister and younger brother

and father and mother and a dog.

My hobby is travel,running,basketball,piano,read a book,watching movies.

I like skyblue color and Godzilla and dinosaur.

I'm from saitama prefecture in Japan.

There is next to Tokyo.

The College major was ancient history of china.

After graduation,I was a corporte business at a japanese travel agency.

I worked at the Tokyo headquarters and the Shanghai branch for a total of 5 years.

After that,I got a teacher's license and became a elementary school teacher.

I was an elementary school teacher until last month 

Purpose,~why came to the Netherlands?~

☆Introduction

I am interested in education and society in the Netherlands.

The point that freedom of education is allowed.

And,althernative eduacation is developing.

For example,Jena plan,Montessori,Freinet,etc…

Especially,I interested in Jena plan. 

☆Position

I think that What is important in education,

that is respect human beings and build human relations.

So I came to experience the education and society in the Netherands.

Using a lot of sense with my body and mind.

And,first of all, I thought that I must change my mind who respect human beings. 

☆Planning

①I need to be financially independent in the Netherlands,

②I'll go to a teacher training school,

   and got the teaching license of the Jena plan school.

③I'll become elementary school teacher in the Netherlands.

after two years of experience,

   I'll return to Japan and want to improve Japanese education as a teacher.

まぁ、この内容を話すことは一切ありませんでした。

でも、ラッキーだったのは、

見せてもらった部屋の隣人が、

ブルガリア出身なのに日本語が話せたってことと、

その子とたまたま会って話せたことと、

オーナーさんが日本に来たことがあって、

日本の「おもてなし」と「清潔さ」にいい印象を持っていたことと、

時間より早く行ったから一番に部屋を見れたことと、

近くの公園でなぞの遊びをしていた二人の子どもと仲良くなれたこと。

 

たくさん部屋を見に来てるみたいだから、

今週末までに誰を選ぶか連絡があるみたいです。

それまでは、楽しみに待ちまーす。

Day11

昨日の続きを少し。

携帯電話が使えるようになるまでに、

いくらか街を歩いて、いくらかの人に話しかけた。

今日までに、多少は人とのつながりがある毎日を重ねて思うことは、

私は、「金澤克宏」という一人の人間として見られていること。

私は、「〇〇人」とかって自分の周りの人を分けて見ているということ。

 

同じ場にいる人、すれ違う人と目を合わせること、

目が合ったら微笑むこと、

微笑み合えたら軽い挨拶を交わすこと、

軽い挨拶がいい感じだったら会話すること、

会話が進むと自然と優しい気持ちになること、

優しい気持ちになると相手に親切にできること。

そんなことが結構ある。

ドミトリー移動生活初日には、

駅までどうやって行くか聞いてたら、

自分も一人だから一緒行こうって話しかけてくれた人がいた。

彼はインド出身だったからインドの話とか、

銀行で働いてるから銀行の話とか、

日本食の話とか、オランダの街の話とかした。

それもきっかけは、朝食会場でチラッと目が合ったときに微笑んだから。

こんな感じの人とのつながりは、温かくて、うれしくて、ほっとする。

この感じは居心地がいいから、そのチャンスを見逃さないように、

道を歩くときとか、朝食を食べるときとか、

仕事に集中するときと音楽を聴きたいとき以外はイヤホンをするのをやめた。

ひとりの人間として尊敬されていることを感じることができるのは、

それだけでうれしい。

 

でも自分は、朝食会場であの人はドイツ人っぽいなとか、

ロシア人家族かなとか、インド人だとか中国人だとか…。

そんな風に頭ん中で勝手に分類を始めているということ。

もちろんその分類には、その国やそこに住む人の勝手なイメージもセット。

どうやらそうやって人を見ているらしい。

きっと教室の子どもたちのこともそうやって見ていたんだろうな。

まずは一人の人間がどんな人かを知ろうとすること。

民主主義のはじまりは二人から。

 

「多様なオランダ社会でよりよく生きていくために大切なことは?」 

という質問に対してのアムステルダム大学の学生さんの言葉で、

ひどく心に残っている言葉。

「自分と相手との『ちがい』を、ポジティブに強調していくこと。

私はオランダで生まれて育ったから、

オランダ人だって小さいときから両親に言っていたけれど、

両親はベトナム人。自分のルーツはベトナム。

『ちがい』をポジティブに強調して伝えられたらいい。

そうしたら、ハッピーでいられる。」 

Day10

午前中は小雨がずっと降っていて、気温は6℃。

「今日は月曜日だ!」と朝から奮い立って、

在オランダ日本大使館へ出発したものの、今日はイースター。

行きすがら、

全然お店がやってないことや、

商店街にオランダ国旗がやけに出ていたことや、

人がまばらだったことから、

「ん?祝日か?」というのは早めに気付いたのですが、

(出発して500mくらいで。)

希望的観測から片道約3kmの道のりを歩いてみたところ、やっぱり休みでした。

大使館。びしょびしょ。

なので、ビザ申請の第一歩は明日に譲ることになりました。

 

もう一つ今日したかったこと。

携帯電話を使えるようにすること。

 

〇昨日

街の小さな電気屋さんで中古のスマホを買う

→「電話が使えない!」

→お金を入れてないから当然。

→お金の入れ方わからない

→近くにいる人、手あたり次第聞く。

→わからない。(あるいは伝わらない)

 

〇今日

とりあえず、朝起きて電話かけてみる

→使えない。

→電気屋さんへ。

→要件を分かってもらえるまでに4人のスタッフを経由

→電気屋さんでわかったこと

「まず、スーパーマーケットに行くこと。」

「課金してそのレシートをゲットすること。」

→スーパーマーケットへ。

→レシートをゲット。

→レシートを持ってまた電気屋さんへ。

→電気屋さんのお兄さんに携帯を委ねる。

→できない。

→なかなかできない。

→上司に相談。

→できない。

→結論

「レシートを買ったスーパーマーケットで聞いてみて。」

→再び、スーパーマーケットへ。

→レシートを出してくれたお姉さんに携帯を託す。

→1分でグーのサイン。

→うれしかったけど半信半疑。

→ホステル帰る。

→試しにホステルの電話にかけてみる。

→ホステルの電話のベルが鳴る。

→雄叫びをあげる。

→フロントのお兄ちゃんとハイタッチ。

→電話がつながってこんなにうれしかったことはないです。

 

ただ、携帯電話が使えるようになった話になってしまいましたが、

何が言いたかったかと言うと、続きは明日書きます。

Day8

オランダに来て、ツアー仲間と別れて丸一日。

やっていることは、宿の移動くらいだけれど、

考えていることと感じていること。

 

おばけについて。

子どものころからおばけが大嫌いで、

怖がってばかり。

夏に怖い話をするのが大っ嫌いで、

でも「最後まで聞かないとでるよ?」

とか言われて、結局最後まで聞いて夜眠れない。

みたいなかんじでした…。

見たことないのにすごく怖くて。

そんなおばけが私にたくさんとりついています。

 

ふり返りジャーナルで、

「算数の授業をどうしたらもっとわかるようになる?」

ってクラスの子たちに書いてもらったとき。

班でやるとか、教え合うとか、

集中するとか、気持ちとか、

先生の話を真剣に聞くとか

(いままで真剣じゃなかったのね。(笑))

理解度をマグネットとかシールで可視化するとか、

いろいろ意見出してくれた中で、

 

「先生、ぼくにも分かるように教えてください。よろしくお願いします。」

 

って書いている子がいました。

私は1年間の3分の2以上、

この子の分かりたい気持ちを無視しながら、

一斉画一授業を教室で繰り広げていました。

話聞いてなかったら怒ったりして。

クラスの平均点だしたりして。

 

はい、「一斉画一授業おばけ」に取りつかれています。

一斉画一授業、必要な時もあります。

teachingすること。

でも、大切なのは一斉画一授業おばけにとりつかれないこと。

つりつかれると、一人を見えずらくなる。

そして、一人を見なくなる。

私の場合。

「一斉画一授業おばけ」を知ることから。

できれば、友達になりたいと思ってる。

 

かなざわかつひろです。

好きな色は、夏の空の爽やかな青です。

好きな食べ物はお刺身とメンチカツです。

好きものは旅と恐竜とゴジラと歴史です。

どうぞよろしく。

Day6

オランダに行こうかな~と考え始めた2017年の夏終わり。

オランダに行こうと決めた2017年10月25日。

オランダに行くことを人に話始めた2017年の年末。

オランダに出発した2018年3月24日。

 

きっかけは、3年間本気で向き合った(本気ではないときを除いて)

クラスの子どもたちとの日々。

そこで問われ続けた「自分はどんな人間か?」ということ。

 

幸せってなに?

自信を持つには?

人を好きになるって?

違いを認めるって?

成長するってどういうこと?

学校に何しに来てるの?

クラスってなに?

決まりってなに?

力をつけるって?

 

全然答えに辿り着かない問いがたくさんあったけれど、最後に行く着くのは、

「自分がどんな人間であるか?」ってところ。

 

自分の考えをいまより前に進めるために動いてる。

その先に学校があるのかもしれないしないのかもしれない。

その先に教師になるのかもしれないしならないのかもしれない。

その先に社会があるのかもしれないしないのかもしれない。

 

自分の歩幅で、スピードで歩んでいくリクガメが大好きで、

そんな風に一歩一歩。

つい最近まで生活を共にした子どもたちのように、成長していくことを弛まず。

自分の感じていることや考えを、ここに足跡として残していきます。