旅の途上

オランダで「小学校教員になるまで」と「なってから」の足跡。

Day21

オランダで初めて「アンネの日記」を読んでいます。

これからオランダにゆかりのある人物に

少しずつ会いに行きたいと思います。

 

「アンネの日記」その①

「あなたになら、これまでだれにも打ち明けられなかったことを、

なにもかもお話できそうです。

どうかわたしのために、大きな心の支えと慰めになってくださいね。」

13歳の誕生日、6月12日に、この文章で始まる日記。

 日本では、ちょうど中学一年生の女の子です。

めっちゃ小学校を卒業していった子たちと重なる。

とか思いながら読み始めました。

 

1929年6月12日 ドイツ、フランクフルト生まれ。

1945年3月 5日 ドイツ、ベルゲン・ベンゼン強制収容所にて死亡。

 世界恐慌が起きる4か月半前に生まれ、

連合国軍がベルリン宣言でドイツ中央政府の消滅を

発表した3か月前に命を落としています。

アンネ自身も日記の中で書いていますが、

異常な時代に、異常な生活をしている。

 

はじめに、アンネに会いに行くにあたって、

その時代を想像してみようと思います。 

なので、わたしが第二次世界大戦と言われて

連想する言葉を思いつくまま書きます。

 

原爆落下、長崎、広島、被爆国、平和主義、特攻隊、永遠のゼロ、杉原千畝

シンドラーのリスト、ホロコースト、ユダヤ人、アウシュビッツ、はだしのゲン

ゴジラ、ヒトラー、スターリングラード、東京大空襲、福岡大空襲、おばあちゃんの話

ゼロ戦、沖縄、大東亜帝国、国家総動員法、ほたるの墓、知覧、ひまわり

ポツダム宣言、ムッソリーニ、チャーチル、・・・きりがない。

私が生まれたのは1986年1月なので、

戦争が終わってから40年と5か月くらいが過ぎていました。

言葉はたくさん知っているし、年号や数字も知っているけれど、

第二次世界大戦のことは実感として全くないです。

映画や小説で見聞きする話。おばあちゃんの昔の話。

でも、学校では必ず第二次世界大戦の歴史を勉強します。

わたしも去年の6年生に歴史を教えていました。

わたしはこの歴史から何を学び、何を伝えたいんだろうか。

・・・よくわからないままでした。

 

アンネの話全然していないけれど、長くなりそうなので一旦おわり。

つづく。